てれびだいすき

140字ではおさまらなかったつぶやきを吐き出すところ

『FREESTYLE 2020 大野智 作品展』

その一報を知ったのは7月11日の朝。

 

TwitterのTLに溢れる歓喜の声、もちろん私も歓喜しました。

 

 

申し込みは7月30日。

 

その日まで約半月、悩みに悩んで、でももうこんな僥倖はないだろうという思いとおそらく高いであろう競争率からどうせ当たらないだろうという思いで応募することにしました。

 

 

しかしながらそれから日々が過ぎるにつれ、感染者の数は全く減ることもなく、クラスターが次々と発生し、我が岡山でもどんどんコロナの影が迫ってきていました。

 

 

そして当落発表日の8月17日。

 

 

当選してしまった。

 

 

”当選してしまった”と思った事の方が、気持ちの上で喜びを上回った。

 

これは本当に悲しかった。

 

喜びたいのに喜べない事が悲しかった。

 

 

 

ただただ大野くんの生み出した作品を見たい。

 

智のカレーパンを食べたい、レシピを見たい。

 

そんな簡単な喜びさえも全て悲しみに変えるコロナが憎くて仕方がない。

 

 

行きたいけれどどんどん増える感染者と東京という場所に対する恐れ。

 

悪化する現状に私の会社も首都圏への移動自粛要請を出しました。

 

 

 

本来ならもの凄い倍率だろう大野くんの展覧会に当選した事に喜びを爆発させたかったし、単純に喜んで大野くんの作品を見たかった。

 

でも、やっぱり何度考えても今の状況で東京へ行くのがこわい。


そして私は同時に田舎の怖さも知っている。

もしもコロナになったらどんな目に遭うかなんて田舎に住んでいる人ならみんな容易に想像できると思います。

 

 

結局、私は入金しないという選択をし当選権利を破棄することにしました。

 

私の代わりに再抽選で誰かが当選してほしい。

 

本当に望んでいる人が行けますようにと願う事で、コロナに対しての溜飲を下げるしかないなんて、人間は無力だな。

 

後悔しないように応募しよう、でも絶対当たるわけない、応募してもしなくても後悔するんだったら応募だけはしてみよう、と思ったのに、まさか当選したのに行けなくてその上喜べないなんて事態になるとは思わなかった。

はからずも一番キツい後悔になってしまった。

 

これが本当に自分でもびっくりするくらいメンタルやられてて、当選メールをみてからというものの、ずっと悩み続けてTwitterでも全然つぶやけなくなってしまいました。

 

でもまあ8/20の入金期限を過ぎたことでちょっとだけ吹っ切れたかな。

 

願わくばどうか地方でも開催してください‥